七十二候45 燕南去 つばめ たびだつ
2021年9月21日
こんにちは
「はいけい72候」へようこそ
シルバーウィークは
20日になった敬老の日と、春分の日
週末を組み合わせた連休ですが
ワクチン接種も普及し
感染者の数も少なくなってきたせいか
高速道路の渋滞情報を久しぶりに
見た気がします
北海道では
山々では紅葉が進み
大地の恵みをいただける
嬉しい季節がはじまる
そんな45候は
燕南去(つばめたびだつ)
9月18日(土)〜22日(水)頃です
南から春にやってきて
子育てを終え
肌寒くなってくるこの時期
南へ帰る頃 です
例年より寒いとか
残暑が厳しいなどとは無関係に
この時期に集団で旅立っていく
ツバメたちの姿は
季節の風物詩でもあります
ツバメが巣をつくる家は
繁栄するという言い伝えがあるようですが
残念ながら札幌で
その光景を見ることはできません
そもそも寒い時期が長く
食料となる昆虫たちも少ない事や
寒さ対策の風除室があることで
軒が無く
壁材も雪や氷がたまらないよう
比較的ツルンとした素材なので
ツバメの巣造りには
あまり相応しくないようです
ところで
昭和の世代の恋愛で
年の差のある男性のことを
「若いツバメ」と言ってました
何故にツバメなのかと思ったところ
明治時代の
婦人運動・女性解放運動の先駆者
平塚雷鳥と、
年下の青年画家 奥村博史の
恋のお話でした
奥村との恋愛が明るみになったことで
平塚を慕う人々の間で大騒ぎとなり
あせった奥村は身を引くことに・・・
その時、奥村から平塚に宛てた手紙の中で
「若い燕は池の平和のために飛び去っていく」と
書いたことが若い燕のはじまりだとか
実に切ない・・・
その後
キムタクさんと山口智子さんが主演した
「ロングバケーション」は
年上の女性と年下男子という形は
ツバメという言葉無く
若者の間で受け入れられた
ひとつの形です
恋するハートと
ときめく気持ちは
通販でも手に入らない
魔法のアンチエイジングアイテムかも。
そうか
恋は魔法なんだ
今日はこれでおしまい
最後までおつきあい
ありがとうございました