七十二候33 鷹学習 たかまなびならう
2021年7月20日
こんにちは
「はいけい72候」へようこそ
鷹のついた地名の鷹栖町は
北海道の旭川に隣接した場所にあり
札幌から高速を使って旭川に行く時
鷹栖インターで下車します
トマトジュースで有名な「オオカミの桃」の産地で知られる
鷹栖町の由来は未開の地だった頃、トンビをはじめ
ハイタカやオオタカなどの大きな鳥が生息し
大空に輪を描いて舞っていたといわれています
その光景を目の当たりにした人たちが
「大きな鳥(鷹)の棲むところ(巣)」を意味する
アイヌ語「チカップニ」と呼ぶようになり
それが意訳され、「鷹栖」とったそうです
そんな
第33候は 鷹学習(たかまなびならう)
その時期は7月17日(土)〜21日(水)で
和暦では6月8日から12日 頃です
鷹栖の地形に見られる
高い山に囲まれて
全体的には盆地状をなし
中心部を石狩川に注ぐオサラッペ川が
北から南へ貫流しているという
豊かな自然がおりなす地形には
鷹などの大型猛禽類が
伸びやかに空に輪を描いて舞うための
里山の環境が整っています
鷹には
巣をつくるための高い木のある森
獲物を見つけやすい開けた林や畑
カエルが棲息する田んぼなど
これらのバランスのとれた環境が必要で
生態系の豊かさを知る指針とされているためです
特に鷹は巣立った後も
親鳥の元で少しずつ狩りを学び
完全に独立するのは8月以降なので
人々は
無事に巣立ちを終え
悠々と空を舞い始める姿を
我が事のように見守り
喜んでいたといいます
つかず離れず
言葉は通じませんが
その思いは
鷹もきっと感じていたに
違いありませんね
今日はこれでおしまいです
最後までよんでくださり
ありがとうございました