七十二候(しちじゅにこう)100記事目
2020年6月6日
2019年の立春から初め、第二クールに突入し
100記事目となりました。
第1候は二十四節気の立春がはじまりで、
今年は2月4日。
和暦(太陰太陽暦)では1月11日で、
東風(春風)が氷を溶かし始める頃。
名称の表現はさまざまですが、
このイラスト作者である
絵描き人 吉浦挑夢(いどむ)氏は
表現を漢字3文字プラス
一言解説で統一しています。
例えば
第1候の名称の
東風解(はるかぜとかす)が
3文字漢字。
一言解説は
雪とけ霜とけ冬とけて。
といった具合です。
七十二候(しちじゅにこう)とは、
元々古代中国で農作業の目安として
つくられた暦で
日本に取り入れられたのは
平安時代と言われています。
その後、江戸時代に
日本の気候風土に合わせ
改訂を重ね
明治6年に
政府が太陽暦を採用するまで
千年以上も使われてきました。
七十二候って
耳慣れない言葉ですが
昼の時間が最も長い夏至
最も短い冬至
昼夜の長さが同じ春分、秋分などは
お馴染みでしょう。
これらは
二十四節気の季節の節目を表すことばで
1日の日照時間をもとに
1年を24の名称に分けた農事暦です。
計算上1季節あたり
約15日となりますが
更にこれを
初候・次候・末候に3分割し
気候の微妙な移り変わりを
しるしたものが
七十二候で
「節気」と
「候」を合わせ
「気候」ということばになったと
されています。
名称には
人々の日常と気候の変化、
草花のたたずまい、
虫の音や鳥の声、
時のうつろいが
感じられます。
四季の豊かな日本ならでは
人々がそれらを肌で感じてきました。
こうして更新していると、
時に幼い頃を
懐かしく思い出すこともあります。
あの頃見た風景、
状況が蘇ってきたりもしますが、
北海道では
季節にズレがあったり
馴染みのない習慣もあり
それらを
楽しんでいます。
これから
200記事にむけて
更新していきますね〜。