七十二候30 半夏生 Hange shouzu

2020年7月1日

第30候は7月1日(水)から6日(月)の期間で
旧暦では5月11日から16日です。

 

「半夏生」は「雑節」のひとつ

「雑節」とは
人々に季節の節目や
変わり目を教え

農作業や生活の指針、
行事の目安とされる
二十四節気や五節句*の
隙間をうめる暦日のことで
(*七草・桃の節句・端午の節句・七夕・菊の節句)
節分や彼岸、八十八夜などがそれにあたります。

「半夏生」は
夏至からかぞえて11日目頃とされています。

 

「半夏生」にまつわる言い伝え

「半夏の雨は大雨」

この日に雨が降ると大雨が続く、と
農家は
水害の警戒として生かしたそうです。

 

ここ連日
各地で大雨が続いてます。
今は、リアルに警戒情報を
知ることができますが

警報もアラームもない時代に
生活体験を通して
語り継がれてきたのですね。

他に
「半夏生前なら半作とれる」

この日以降は天候不良でも
田植えをしないという習慣があり
きっちり期限を示しています。

自然現象に逆らわず・欲張らず
半作であれば
その範囲で暮らす・・・。

そうして
今の私たちが生存しているのですね。

ありがとうございます・です。

 

 

 

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