看板は、動物たちに対してあっても良い?

2019年6月20日

【TODAY’S POINT】
看板は人間だけじゃなく
動物たちにも見てほしい

 

今年はずいぶん
どこぞで熊を見かけたと
新聞やニュースで報道され

 

その都度、子どもたちの登下校や
放課後の行動が制限され
イベントなども中止されたりしています。

 

 

長い眠りから覚めてさぞや
お腹がすいているのかもしれないけれど
さっさと山に戻ってほしいと
心の中で祈っていました。

 

きっと
宅地用に山を開発したことで
木の実や昆虫などの食べ物が
少なくなったのだろうな。

 

うろついていた時に
たまたま人の食べ物の味を覚え
やってくるんだな、と考えていました。

 

でも、FBで
知床で働いている三浦隆浩さんの投稿は
ちょっと違っていました。

以下三浦氏の投稿です。

のんびりと木の上でお昼寝のジュニア
この写真を見て多くの人は「可愛いーー」と思うでしょうね。

ちょっと長いけど一読ください。

自分の働いてる知床はヒグマの生息地です。
本来、ヒグマに限らず野生動物は人との接触を避けます。

子供の頃、スズメを捕まえようとしても逃げられた事ありませんか?

野生の動物は、そうやって人を避けるものなんです。
そして、本当にどんな行動をするのかなんて予測不能です。

あいつらの世界で生きてるんですよ、自然の中で食えるものを食って、
あいつらなりの知識で厳しい冬を越えて自然の中で生きてるんですよね。

この子グマは、本来なら母グマと一緒に行動してるはずの1歳です。

「子グマの側には母グマがいるから気をつけろ」

北海道に住む者なら何度も聞いたことがあるフレーズだと思います。

けどこの子グマの側には母グマは居ません。

母グマは去年、生ゴミの味を覚えて人に近づきすぎ、
問題行動が多くみられるようになった為、殺されました。

その時、まだ生まれたばっかりのこの子は、
母グマを失って一人ぼっちになりました。

母グマから冬ごもりの方法も教わらずに
一人ぼっちになった子グマが生きていけるとは誰もが思いませんでした。

しかし、今年の春に一頭の子グマが頻繁に目撃されるようになりました。

側に母グマの姿はありません。

その子グマは去年にお母さんを失った子でした。

誰に教わるわけでもなく一人で厳しい冬を越えて生きていたのです。

そして、かつてお母さんと一緒に居た場所に戻ってきたのです。

母親との思い出の場所で何を思って昼寝してるのでしょう。

人に対する警戒心の薄かった母親と同じく、
人が近くにいても気にする様子もあまりありません。

自分はこの子が近い将来母親と同じ運命を辿るんだろうと思う。

野生動物には絶対に餌をあげないで下さい。

意図的にあげることが無くても、
置いてあったバッグやリュックを荒らされることもあります。

ゴミもそうです。

ヒグマに出会っても写真を撮るために車を降りて近づくのもやめて下さい。
必ず安全な距離を保って下さい。

出来ることなら速度を落としてスッーと通り過ぎて下さい。

この子の死をもって、啓蒙活動となる事を誰もが望んでないはずです。

生きたくて生きて、一人で頑張ってるジュニア。

頼むから森に帰ってくれ

 

切ない気持ちになりますね。

 

キタキツネは以前
映画の影響もあり
たいへん人気が出ました。

 

山あいのカフェでは
窓越しに人の姿を見つけると
じっとこちらを見つめていて
おねだりDNAは何代にも渡って
受け継がれています。

 

キタキツネは
大人になっても
人よりは大きくなりません。

 

小熊だったらどうでしょう。
おねだりを覚えておやつもらって・・・

でも、どんどん成長して
すぐに人より大きくなります。

ヒグマが「ヒグマ注意」の看板を見ている記事。
私には、ヒクマの姿が悲しげに見えます。

 

だから、
ヒグマに看板をつくってあげたいのです。

ヒグマ語はわかりませんが、内容は

ヒグマの皆さん
何かと迷惑かけているようでごめんなさい

皆さんがストレスなく快適に
すごせる方法を考えてみました

1.たくさんの人間がウロウロしていますが
 気にしないでください
 山にありえない派手な色の服に目が
 チカチカする時は寝たふりしましょう

 

2.人間の食べ物はカロリーや塩分が高く
 ジャンクですから
 健康のために食べないほうが良いです

 

3.あーだこーだと、声かけられても、
 知らんふりしてください
 一度対応すると、面倒なことになりますから

 

4.ゴミを置いていく人がいますが、菓子の袋や
 レジ袋からいいニオイがしても決して
 食べてはいけません
 胃がふさがれて栄養が取れなくなり
 死んでしまいます

 

 

ヒグマの皆さんにわかってもらえると
いいな、と思います。

逆にヒグマからダメだしがあって、
校正してくれると嬉しいな。
その時は、ムツゴロウさんに通訳して
もらいましょう。

 

 

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

今日もしあわせな一日でありますように。

 

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